伝統に忠実
1世紀以上の歴史を誇るオールブラックスは、史上最強の国際的なラグビーチームであるばかりか、テストマッチの勝率77％を誇り、世界的なスポーツにおいて最も成功した伝説的なチームの一つでもある。人口わずか450万人のニュージーランドだが、15万人の選手を源泉とする、ラグビーの才能豊かな人材を持ち、さらに国中に選手よりはるかに大勢のサポーターがいる。早期から世界レベルの練習を積み、競技に対する大胆なビジョンを持ち、謙虚さとチームスピリットを何よりも大切にする。オールブラックスチームでは、スター選手を目指すのではない。チーム一丸となりラグビーを新たな高みへと押し上げ、若い世代の選手たちは往年の名選手たちの薫陶を受ける。

最も優れたものを継承する
オールブラックスという名前はユニフォームの色にちなんでいる。オールブラックスのユニフォームは、世界で最も有名なスポーツウェアの一つだ。国の威信を象徴する、銀シダのエンブレムがあしらわれたブラックのユニフォームは、1893年にニュージーランド代表ラグビーチームが公式採用したものだ。オールブラックスの伝統と文化を永遠に伝えるシンボルのユニフォームだ。選手にとってこのユニフォームは自分の所有物ではなく、継承すべきものだ。「出会った時よりも良い状態で残せ」という教えを忠実に実践している。